体脂肪率の正しい測り方|体組成計はどれくらいズレる?毎日の数字を役立てるコツ
この記事の結論
- 家庭用の体組成計は、人によって数%ずれることがある
- でも「同じ条件で、同じ機械で」測れば、増えた・減ったは分かる
- 1回の数字より、1〜2週間の平均を見る
体組成計に乗るたびに体脂肪率がバラバラ。「どれが本当なの?」と思ったことはありませんか。結論は、1回の数字は気にしすぎない。同じ条件で測って「流れ」を見るです。
体組成計は、どうやって体脂肪を測っている?
体に弱い電気を流して、その通りやすさから計算している。だから体の水分で数字が動く。
家庭用の体組成計の多くは、BIA(生体インピーダンス法)というしくみです。筋肉は水分が多くて電気を通しやすく、脂肪は通しにくい。この差から体脂肪率を推定しています。直接はかっているわけではありません。
どれくらいズレる?
平均ではだいたい合う。でも一人ひとりでは数%ずれることがある。
±6.4%アメフト選手43人の研究で
DXAとの差の幅(95%)
DXAとの差の幅(95%)
93%別の研究で、脂肪以外の量を
多めに出した人の割合
多めに出した人の割合
大学アメフト選手43人を、業務用の体組成計と、精密な機械(DXA)でくらべた研究があります。全員の平均はほぼ同じでしたが、一人ひとりで見るとプラスマイナス6%くらいの幅でずれていました。しかも、やせている人ほど体脂肪率を低めに出す傾向がありました。
健康な大人30人の別の研究では、93%の人で「脂肪以外の量(筋肉など)」を多めに出していました。
よくある誤解
体組成計の体脂肪率=本当の体脂肪率
本当は
機械ごとの「推定値」。ちがう機械の数字はくらべられない
数字がブレる原因
- 水分水をたくさん飲んだ後、汗をかいた後で数字が変わる
- 食事食べた直後は体重も中身も変わっている
- トレーニング直後・お風呂の後体の中の水分の分布が変わる
- 足の裏・手のひらの状態乾いている・ぬれている、乗る位置でも変わる
数字を役立てる測り方:この4つだけ守る
ルールは「同じ条件・同じ機械・平均で見る」。
- 朝起きて、トイレの後に測る食事・水分・運動の影響がいちばん少ない時間
- いつも同じ体組成計でジムの機械と家の機械の数字はくらべない
- 1〜2週間の平均を見る毎日の上下は気にしない。平均が下がっていればOK
- 体重・ウエスト・写真もいっしょに記録数字だけでなく、見た目の変化でも確かめる
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体脂肪率はFFMIにも影響する
FFMI(脂肪を抜いた筋肉の量を身長で割った数字)は、体脂肪率から計算します。体脂肪率が3%ずれると、FFMIは0.6〜0.8くらい変わります。「FFMI 25を超えた!」と喜ぶ前に、測り方をそろえておきましょう。

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- 体組成計の体脂肪率は「推定値」人によって数%ずれることがある
- 同じ条件・同じ機械で測る朝起きてトイレの後がおすすめ
- 1回の数字より、1〜2週間の平均を見る体重・ウエスト・写真もセットで
- Validity of bioelectrical impedance analysis compared to DXA in Division III football players. Int J Exerc Sci: Conference Proceedings. Vol 2, Iss 12.
- Wingo BC, et al. Agreement between segmental bioelectrical impedance analysis and dual-energy X-ray absorptiometry in healthy adults. Clin Nutr ESPEN. 2018.
ナチュ判定 編集部
研究論文と公的機関の情報をもとに、ナチュラルで鍛える人の「現在地と伸びしろ」を数字で解説しています。記事の数字には出典を載せています。